意見が相違したときは、前提を確認

何かを決める時、意見の相違が発生することがあります。
人それぞれ考え方に違いがあるので、相違があることは当たり前の事です。
逆に、みんなが同じ意見である事の方が問題かもしれません。
意見の相違があることで、深く話す事や、お互いの持っているものの見方を発見する事ができ、より質の高い結論を出す事ができます。

意見の相違があったときに、合意できない原因の一つは、そもそもの前提事項が異なることです。

そんな事わかってるよ、と言われるかもしれませんが、隠された前提を気づくのは、意見対立の場ではなかなか難しいと感じます。(自分の意見を通そうと、やりあっているとなおさら)

隠された前提に気づくには、対話が必要です。
意見に相違があっても、自分の意見に固執し、相手を説得するのではなく、お互い相手の意見に耳を傾ける事です。

そのためのポイントは、対話の時間をつくることです。
例えば、合意形成の話し合いをするのであれば、その話し合いの時間のなかの一部は、相手を説得するのではなく、お互いの判断保留し、意見を理解しあう時間と決めるのです。

お互いの意見を理解し、暗黙の前提に気づくと、案外あっさりと合意が図られる事も多くあります。