書籍「学習する組織」の読み方

学習する組織という書籍があります。もともとは1995年に『最強組織の法則』の邦題で徳間書店より刊行されたThe Fifth Disciplineの増補改訂版の完訳です。

学習する組織を理解するのに最適な本なのですが、600頁にせまる、かなり厚い本です。

私の研修の課題図書(研修前に読んできていただく本)として指定したこともあるのですが、全部読むには時間と集中力が必要で途中挫折する方も多いです。(学習する組織に関する漫画もでていますが、わかりやすくありますが、深く理解する為には、いずれは「学習する組織」を読む必要があります。)

私は何十回も読みましたが、初めて読む方、または途中で挫折した方に、私なりに本書の読み方ガイドを紹介します。

本書は1部から5部までありますが、
・4部、5部は(まったく)読まなくて大丈夫です。

・1部は、なぜ学習する組織が必要かという事が書かれていますが、ここは1章だけ読んでください。(他は後回しでいいです。)

・2部はシステム思考のことが書かれています。ここは4章だけでOKです。

・3部はそれぞれの章で学習する組織の5つのディシプリンでシステム思考以外が解説されています。重要なのは9章です。(余力があれば、その後11章、10章、8章と読み進めて下さい。)

ここまでまとめますと・・・
1章→4章→9章・・・(余力があれば)11章→10章→8章と読んでみてください。

最初から真面目に全部読もうとすると、大変と思います。

ある程度読んで、時間がたち、理解が進んだなと思ったら未読の部や章を読んでください。11章、10章、8章も大切な事が書かれています。

研修一般

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